月曜から木曜日の夕方4時からお送りしている
「草野満代 夕暮れWONDER4」。
昨日の放送で、草野さんの故郷、岐阜県にある、
多治見市がなぜ暑いのかについてお話ししました。
多治見市は、2013年高知県四万十市の41.0℃に抜かれるまで、
2007年に観測した40.9℃という日本の最高気温の記録を、
埼玉の熊谷と共に持っていました。
多治見市がなぜ暑いのか、調べていく中で、
多治見市と共同研究をしている筑波大学の日下博幸教授に直接伺う機会をいただいて、
放送では、私なりにざっくりまとめてお話ししました。
要因はいくつかあるのですが、まず、地形。
多治見市は、面積が狭い盆地にあり、熱が溜まりやすく、
内陸部で海から遠いので、海風が届きにくいんです。
さらに、日下先生の研究では、フェーン現象の一種で、
西濃から、中濃や犬山を通って、東濃へ風が流れていく際に、どんどん気温が上がっていき、
気温が上がりに上がった暖かい(熱い!)空気が、
最終的に風下の多治見市に到達するんだそうです。
詳しく知りたい方は、
こちらの発表要旨をご覧ください。
そして、土地の使い方。
多治見では、都市化に伴って水田が減り住宅が増え密集、気温が上がっています。
こちらは、関東地方でも実感、共感できるお話ですよね。
優しく、丁寧に教えてくださった、筑波大学の日下博幸教授の研究室のHPは
こちらです。
先生、ありがとうございました!
多治見市役所の方によると、
暑さ対策として、打ち水をしたりミスト機を設置したりしているそうです。
今年は、全国的に暑い夏になりそうですが、
打ち水は、気軽に出来て効果を体感しやすいと思いますので、
ぜひ試してみてくださいね。
(過去の打ち水の写真です)
さて、月曜から木曜日、夕方4時からの「夕暮れWONDER4」では、
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