月曜から木曜日の夕方4時からお送りしている
「草野満代 夕暮れWONDER4」。
5月2日の放送で、こども食堂についてお話ししました。
その日の番組ブログはこちら。
最近よく聞く「こども食堂」。
家でおなかをすかせていたり、
一人でごはんを食べたりしている地域の子どもたちに、
無料、または低額で食事を提供する取り組みのことです。
年々その数は増えて、現在全国各地に2300カ所ほどあるそうです。
気になっていたのですが、
私も、今回の取材で初めて、子ども食堂に行ってきました。
お邪魔したのは、「要町あさやけ子ども食堂」。
山田和夫さんにお話を伺いました。
HPはこちらです。
https://www.asayake-kodomoshokudo.com
「あさやけ子ども食堂」は、住宅街の中にある、山田さんのご自宅!
月に2回、毎月、第一&第三 水曜日 夕方5時半にオープンします。
予約はしなくて大丈夫。
毎回、80食くらい用意してあるそうです。
足りなくなって、追加で作ることもあったとか。
子ども食堂は、もちろん、子どもたちのためのものですが、
「あさやけ子ども食堂」では、大人だけでも、ボランティアとして参加できます。
ボランティアの方は、毎回20人くらい。
高校生から大人まで、年齢は多岐にわたり、女性だけでなく、男性も。
初めて来るボランティアの方も、不思議と毎回いるそうで、
「ふらっと来て大丈夫ですよ、皆、緊張してくるけど、緊張しないで。」と山田さん。
料理ができなくても、それ以外の仕事もあるので、積極的に門を叩いて欲しいそうです。
「1度お手伝いしたら、続けないとご迷惑かしら?」と思う方もいらっしゃるかもしれません。
山田さんの「あさやけ子ども食堂」では、
必ず決まった仕事はなく、
重荷にならないよう、できる人、気付いた人がやる仕組み。
洗面所のタオルがびっしょり濡れると、いつの間にか替わっているし、
山田さんが旅行などで不在の時も、鍵を借りて子ども食堂はオープンしたそうです。
そして、午後7時に子ども食堂が終わると「大人食堂」がスタート。
毎回、反省会と題した飲み会がひっそりと始まるそうです。
子どもを介して集まる子ども食堂を中心に、
地域のコミュニケーションが生まれるているんですね。
また、直接その時間に来なくても、
食材のサポートをしてくれる農家の方、
ふるさと納税の宛先を子ども食堂にしてくれる方、
エアコンを取り付けてくれた社長さんに、
玩具や絵本などを贈ってくれる方など、
手助けしてくれる人がたくさんいるそうです。
子ども食堂を開いていて、山田さんが嬉しかったのは、
小学生の男の子が、ランドセルを背負って、「ただいまー!」と帰ってきてくれたこと。
「行ってもよいし、行かなくてもよい、でも、行きたいと思える場所」
そういう場所を提供していると話してくださいました。
私も初めて覗いた、温かな子ども食堂。
あなたのお家の近くにもあるかもしれません。
こちらのサイトで、こども食堂の詳しい情報を見ることができます。
http://kodomoshokudou-network.com
ボランティアなどで、訪ねて大丈夫かどうか、
確認してから、お出かけくださいね。