明日土曜日、1月13日に公開される映画、
『はじめてのおもてなし』を試写会で観てきました。

舞台はドイツのミュンヘン。
ミュンヘンと言えば、難民がたくさん来たことで、ニュースにもなりました。
この映画は、そんなミュンヘンの難民問題に真っ向から向き合っているのですが、
ユーモアの力で、肩ひじ張らずに、大笑いしながら観ることができます。

ストーリーは、ミュンヘンの裕福な家族が、
ナイジェリアからの難民の青年を受け入れたことから起きる騒動を描きます。
心優しい難民の青年の苦難を、
彼との交流が深まっていく過程を通して少しずつ見せながらも、
難民を受け入れる側の家族、そして先進国の悩みやひずみをあぶりだします。
熟年夫婦の不和、老いとの闘い、離婚と子ども、ワーカホリック、自分探し、ストーカー、
極右、テロなどなど、先進国が抱える問題が、これでもかと次々に登場。

遠く感じがちな難民問題だけでなく、社会問題が凝縮されているので、
自分や身近な人々に重ねて観ることもできます。
私だと、子育ての悩み、父はいつまで仕事を続けるのか、
夫の働き方は今のままで良いのか、などでしょうか。
そして、日本社会の空気についても、
重ね合わせられる点が多々あるように思いました。
映画で扱われる問題は、どれも一筋縄ではいかないものばかりで、
解決策もなかなか見出せないのですが、
ユーモアやおもいやり、おもてなしの心で包んで、
面白く感動的に見せる素敵な映画です。
笑って泣けて、いろいろ考えられる作品を、
ぜひスクリーンでご覧ください。
2018年1月シネスイッチ銀座ほか全国順次公開
©2016 WIEDEMANN & BERG FILM GMBH & CO. KG / SENTANA FILMPRODUKTION GMBH / SEVENPICTURES FILM GMBH
私は、明日、1月13日土曜日は、朝8時30分からの
「八木亜希子 LOVE&MELODY」の中継です!
ぜひ、ラジオをおともに、週末のドライブやお出かけをお楽しみくださいませ。