金曜ブラボーの中でお伝えしましたが、先日、東京ガスさんが地域貢献活動の一つとしてされている
災害時の防災対策支援プログラムの体験会に行ってきました。
一つが「災害時のトイレを備えよう」というプログラム。
なぜガスなのにトイレなんでしょう?
大きな災害があると、東京ガスの社員の方々は、復旧応援のために被災地に向かいます。
そこで現地の方々が困っている状況を目の当たりにするわけですが、
昔から困っているという報告が最も多いのは「トイレ」の問題。
トイレが使えない、仮設トイレが設置されない、設置されても報道で映像が使えないくらい汚い、
そして、怖い、使いたくない。
そうなると水分を控えてしまってエコノミークラス症候群いなり命にもかかわる。
また、使えても不衛生な環境から、ウイルス感染などしてしまう...。
つまり、トイレの問題はガスと同じく「非常に重要なライフライン問題であり、
常に備えをしておかなければいけない」と多くの社員が感じたことから、
NPO法人日本トイレ研究所と共同で、災害時のトイレ問題を広く周知させる活動をしています。
プログラムの中では、携帯トイレやトイレットペーパーを備えておくこと重要さ、
それらが各家庭でどのくらいの数必要かなど計算もしますし、
避難所に行かずに自宅で過ごせる場合のトイレの使い方の注意点、
実際に携帯トイレをトイレに取り付けてみるという実践作業もありました。
↑携帯トイレ設置の際、水は抜かずに家庭にある大きなゴミ袋をまず取り付けます
↑その後便座に携帯トイレに入っているポリ袋をかぶせます
携帯トイレやトイレットペーパーは最低でも7日分は揃えておいた方が良いそうです。
さらに、災害時に水が使えなくなると、掃除もできないですし、手を洗ったりもできないですよね。
そんな時に衛生的にトイレを使うために備えておくものの優先順位を学んだりもできます。
優先順位が高くて驚いたのが、蓋付きの箱です。
密閉できるものがあればなお良い!(衣装ケースのようなものがおススメだそうです)
これ、何のために使うかというと、使用済みの携帯トイレのゴミ箱にするんです。
災害時はゴミの処理も困りますよね。そしてにおいの問題があります。
震災が起こってしまう前は、この箱の中に、携帯トイレやアルコール消毒薬、
家庭用塩素系漂白剤など入れておけば良いそうです。
これは教わらないとなかなか思いつかないですよね。
このトイレのプログラムは近いところですと、
□しながわ防災体験館 8/20・27(日)
□新宿区防災フェスタ 9/3(日)
□練馬区防災フェスタ 9/10(日)
□イザ!カエルキャラバン! 弊社ガスの科学館(江東区豊洲)10/14(土)・15(日)
に行われます。
そしてもう一つの火育。
現代の子供は昔と比べて生の炎を見る機会が減っています。
マッチを擦る機会もなかなかありません。便利なもの増えていますもんね。
でも、いざという時に、火の力を身につけて、
生き抜く力をはぐくんで欲しいという思いから生まれたプログラムです。
災害時にたき火をたく必要があったらどこで火を起こせば安全か、といったことや、
家の中にある身近なもので火をおこし、できるだけ長く燃やしておくには
どうすればいいかといったことも学べます。
↑火を起こすために用意された道具。
どの順で火をつけるとより長く燃えるかというクイズも。
↑鍋と、ピッタリ合うざるを重ねるだけで、かまどの完成です
↑新聞紙も丸め方によって燃え方が違ってきます
こちらのプログラムは近いところですと、
□渋谷区防災フェス 9/2(土)・3(日)
□板橋区防災フェス 9/2(土)
□墨田区防災フェス 9/10(日)
□火育フェス ガスの科学館 11/19(日)
□火育バスツアー ガスミュージアム 3/11(日)
に行われます。
是非体験してみてください。