■『プライド in ブルー』から3年後の2010年、中村さんは、聴覚に障がいのある選手による「ろう者サッカー」の女子日本代表に注目、映画を完成させた。
「劇場公開用映画の中で3作目が『アイ・コンタクト』になります。『プライド in ブルー』の映画のなかで、最後のエンディングテロップに、各障がい者サッカーと、その当時の日本代表のゴールシーンが出てきて、それは『ゴールの重みは、何ひとつ変わらない』という思いを込めて並べたんです。そのときに、知的障がい者サッカー以外の障がい者サッカー・・・その当時は4つあって、全部行きまして。そのときにろう者サッカー『デフサッカー』と出会いました。行った時にもう『撮りたい』と」
「知的障がい者のサッカーの映画『プライド in ブルー』のラストの撮影で、電動車いすサッカーを、一度観に行っていて。2011年に5年ぶりで観たんですが、国際ルールが変更になっていて、ボールの大きさも32.5センチに。車いすのスピードも速くなったり、より競技性の高いスポーツになっていたということで、興味をもちました」