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2008年2月19日(火)開催
第19回 ニッポン放送番組審議会 議事概要
場所  ニッポン放送本社 役員会議室
出席者
(委員)村上和雄委員長、長沼健副委員長、澤岡昭委員、米長邦雄委員、福田宏之委員、石井幹子委員、
(放送局)磯原裕社長、宮本幸一常務、大沼渉常務、近衛正通常務、森谷和郎取締役、山口克巳技術局長、
田中厳美編成局長、 加藤久雄スポーツ部長、上村貢聖報道部長、松浦大介編成部長(事務局長)
議題 1.「倖田來未のオールナイトニッポンにおける不適切発言」
「第19回ニッポン放送番組審議会」が2月19日(火)に開催された。
今回は、「倖田來未のオールナイトニッポンにおける不適切発言」について審議が行われた。
 さる1月30日午前1時から放送した「倖田來未のオールナイトニッポン」の中で、事実誤認の上、多くの方々に対しての配慮の欠けた発言を、録音番組だったにもかかわらず、何の対応もなく放送してしまった。それに関して、ニッポン放送の放送責任を含め、150本を越える電話、400通を超えるメールでの意見が、聴取者を中心に寄せられた。「番組審議会」では、その経緯と対応が報告され、今件の問題点、再発防止のための方策が説明された。
委員からは、
 ・放送に携わっている人間として、発言内容の意味が理解できないなど、一般的知識に乏しいことは問題である
 ・女性の感性を番組に反映できる、女性ディレクターの育成が必要
 ・公共放送として弱者に対して、もっと優しい目線での番組作りを心がけるべきである
 ・ニッポン放送としての品格の再考を求める
 ・真摯に反省することは大切だが、バラエティと報道・情報番組などとの境目をはっきりさせ、萎縮することなく、
   リスナーに喜ばれる番組作りを目指すことも重要だ
など、厳しい意見が多く出された。
これに対してニッポン放送から、改めて問題の本質を理解し、メディアに携わる者として言葉で伝えることの重要性を再認識し、リスナーから学びリスナーを啓発する、良識と謙虚さをもった人材の育成を目指すことが説明された。
最後に、各委員の意見を参考に、今回のようなことを二度と起こさないことを誓って、第19回ニッポン放送番組審議会を終了した。
なお次回の番組審議会は、3月18日に開催される予定。
ニッポン放送番組審議会事務局 〒100-8439 東京都千代田区有楽町1-9-3 TEL03-3287-1111